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無精子症とはどのようなものなのでしょうか。
無精子症とは精液中に精子を認めないことです。
この場合は、精子がいないわけですから、一般的には妊娠はないということになります。
無精子症のファクターは大きく二つに種別されており、精巣が精子を作れない場合(機能性・非閉塞性無精子症)と作られた精子がでない場合(閉塞性無精子症)とがあります。
閉塞性無精子症の特徴
精子は精巣で造られ、精巣上体、精管を通り、射精により精液として尿道から排出されます。
この精子の流れ道(精路)に何らかな通過障害(閉塞)があり、精液中に精子がでない状態のことを閉塞性無精子症と言います。
閉塞を来たす原因としては、1)両側精巣上体炎 2)小児期両側鼠径ヘルニア術後 3)精管切断術後(パイプカット術後) 4)Young 症候群 5)原因不明の精路閉塞症 6) 射精管閉塞症 7)先天性両側精管欠損症などがあります。
閉塞性無精子症の治療は?
本来は夫婦の愛情に包まれた性行為に基づいて生じる自然妊娠がだれしも望むところであり、閉塞性無精子症に対しては通過障害を解除する精路再建術が基本と考えられます。
しかしそれが困難な症例では精巣から直接精子を採取し、産婦人科との連携により補助生殖技術 (ART) とくに顕微受精 (ICSI) を用い産児を得る方法もあります。
非閉塞性無精子症の特徴
非閉塞性無精子症の原因は、染色体異常(例:クラインフェルター症候群)や下垂体・視床下部の障害による低ゴナドトロピン性低ゴナドトロピン症、薬剤やおたふく風邪に伴う精巣障害、原因不明などがあります。
治療としては、下垂体・視床下部性の場合には薬(ホルモン補充療法など)により精子形成が見られるようになります。
その他の原因の場合でも、精巣の一部で精子が作られていれば、顕微鏡手術により精巣内の精子を採取して体外受精を行うことができます。
そして1年間妊娠を希望しても、妊娠しない夫婦を、不妊症と定義するようになってきました。
WHO(世界保健機関)による、不妊症の7273カップルの調査によると、不妊症の原因は41%が女性のみ、24%が男女ともにあり、24%が男性のみ、11%が原因不明です。
つまり男性に不妊症の原因のあるカップルが約4組に1組、男女ともに不妊症の原因があるカップルも約4組に1組もありますので、不妊症の検査は夫婦ともに受けることが原則と言えます。
約3割のカップルに男女ともに不妊症の原因といわれています。
不妊症の主たるファクター
不妊症の原因には男性が原因、女性が原因とそれぞれがあり、あるいは両方に原因がある場合もあります。
男性が原因の不妊症が原因の場合です。
健康体の男性が1回で射出する精液の量は平均で3mlであり、1mlのなかに含まれている精子の数は6千万〜1億2千万にも及びます。
このなかの8割以上の精子は運動しています。
男性の場合、多くは精子になんらかの問題を含んでいることが主になります。
そして精子減少症による不妊症のケースです。
精液の射出量が0.5ml以下の場合や1mlに含まれている精子の量が4千万以下の場合を精子減少症と呼びます。
一般的に妊娠させることが困難と言えます。
無精子症による不妊症。
精子の中に全然精子が含まれていない事を無精子症と言います。
精子がないため妊娠させることができません。
精子無力症による不妊症。
精子が全く運動しない、もしくは殆ど動くことがない状態を静止無力症と呼びます。
これらの症状の要因について。
精子減少症および無精子症は男性性器の病気あるいは高熱が継続する病気にかかっているときに起きる場合が多いです。
精子無力症については、心身における疲労やビタミンといった栄養素の不足、または肝機能に異常が見られるなどが原因となる場合が多いです。
男性の不妊原因として考えられるのは乏精子症・無精子症・ED等。これは基本的に治療というより体外受精や顕微授精という方法を提案されますが、年齢が若い場合は時間をかけて投薬治療をする場合もあります。
双方の不妊原因を踏まえて治療方針が決められます。
通常はタイミング法→人工授精→体外受精・顕微授精とステップアップしますが、原因の内容や患者の年齢によってはいきなり人工授精や体外受精にあたることになる場合もあります。
無精子症の方で不妊治療をあきらめた方・あきらめようかと悩んでいる方にぜひ!目を通してもらいたいとの思いで書いています。
受精するのに十分な精子を作れない無精子症の男性から取り出した精子細胞(精子になる手前の細胞)の組織を、酵素でバラバラにほぐした 状態で凍結し、顕微授精させると、従来数%とされていた出産率が約25%
に上がることが北九州市のセントマザー産婦人科医院(田中温院長)の治療成績で分かり、日本生殖医学会で発表されたようです。
日本の成人男性のほぼ100人に1人が無精子症とされている。
セントマザー産婦人科医院は、精子より精子細胞の方が形態異常などの 比率が低い上、凍結・解凍後も壊れにくい為、妊娠・出産率が高くなる性質に注目しています。
組織を酵素でバラバラにする方法を編み出し、液体をそのまま
凍結して解凍後、状態の良い精子細胞だけを選び出し、卵子と体外で顕微授精させた。
その結果、00年1月から06年8月までの間に、623組の夫婦のうち158組が出産に成功した。
私はこれを読み日々進歩する医学・治療法に驚きながら、この時代に産まれた事をとても感謝しております。
それにしましても、日本の成人男性のほぼ100人に一人が無精子症という 衝撃的な事実がそこにあります。
精子減少症。
精子減少症とは、精子の数が正常値より少ない状態です。
精液1ml中に精子の数が2000万匹未満の場合が、精子減少症にあたります。
◆ 乏精子症。
乏精子症とは、精子の数が少なくなっている状態です。
精液1ml中に精子の数が1000万匹未満の場合が、乏精子症といいます。
◆ 無精子症。
精子の数の減少が問題となる症状の中で、一番重い状態です。
無精子症とは、精液の中に精子が1匹もいない状態のことを言います。
主な原因としては、睾丸が精子を正常に作ることが出来ない、正常に作られていても、精子を運ぶ精管が詰まっている場合などが上げられます。
◆ 精子奇形症。
精子奇形症とは、精液の中に、奇形の精子が多い状態の事です。
( 精子の正常形態率が、30パーセント未満の場合など )
◆ 精子無力症。
精子の運動量が、50パーセント未満の場合を精子無力症といいます。
これに対して、精子がまったく動いていない場合には 精子不動症 といいます。
◆ 閉鎖性無精症。
精管の一部が欠けていたり極端に狭くなっているため、精子が精管を通過できない状態のことを言います。
◆ 逆行性射精。
精液 (精子) を射精するときに精液がペニスのほうへ流れず、膀胱へ流れていってしまう状態です。
◆ 精巣上体炎。
精巣上体炎とは、性行為による感染などが原因となって精巣上体が炎症を起こし、精管を塞いでしまっている状態です。
精子障害には、主にこのようなものがあるのです。
それぞれ認識しておくとよいと考えます。
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